この度　前会長　松本晋介様より会長職を引き継ぎました長谷川功宏でございます。至らぬ点もあるかと存じますが、皆様方のご支援を頂戴しながら務めさせて頂きたいと存じますのでよろしくお願い申し上げます。

さて、ご案内の通り大阪大学精密工学教室は、2019年で創設８０周年を迎えました。

本来ならば、この創設８０周年に合わせて、皆様とお祝いするため、記念同窓会を総会も兼ねて開催する計画でしたが、新型コロナウィルスの感染状況を考え、総会を書面で行わせて頂き、記念同窓会は中止とさせて頂きました。

この間、2020年4月から教室名称が（学部）応用自然科学科 物理工学科目、（大学院）物理学系専攻精密工学コースに変更され、それに合わせて本会も「大阪大学精密工学会」に改めさせて頂きました。
コロナ禍の中でも教室の研究成果は素晴らしいものがあり、また多くの学生が本学で学んだことを身に着け立派な社会人として巣立っております。本会はこれからも“刺激し合う場の提供”並びに“刺激し合う情報の発信”を提供することができればと考えております。そのために、① 「若手卒業生による記念講演・交流会」の開催、② 卒業生も聴講可能とすることで異業種交流の場となる「卒業生講師のゼミナール」のアピール、③ この「ホームページ」の充実、を3つの柱として活動を推進していきたいと考えております。今後、基礎的な研究課題に加え、アフターコロナの新しい生活様式への変貌対応、環境課題などに加え、ウクライナ問題でより顕在化した経済安全保障に対応する重要物資の国内研究開発・生産の強化など新しい課題に挑戦できるように情報発信し活動を進めてまいりたいと考えております。是非、会員皆様のご協力をよろしくお願い致します。

最後になりましたが大阪大学精密工学会　会員の皆様のご健勝をご祈念申し上げます。

令和4年6月

長谷川功宏